娘へ。今日は君の退院日。

看護師さん総動員で(8人くらい)がお見送りをしてくれた。妻も僕も知っている人は一人もいなかったけれど、忙しい中で全員が手を止めて「退院おめでとうございます」とお祝いの言葉を送ってくれる場面は感動的だったよ。

義母の車の後部座席に君を乗せて、その隣に僕が座った。窓から入るはじめての陽射しに君はつむった目をしかめて眩しそうにしていた。車が日陰から出るたびに、毛布を君の頭の上に広げて陽射しを遮りながら、30分ほどかけて家へ帰った。