昨日の夜から、肌がひんやりするくらいに気温が下がった。洗濯物を干しに外へ出て海の方を見やると、煙突から白い煙がどわどわ上がっている。煙突のすぐ先から上がるのではなくて、間隔を開けてやっと煙は白く変わっている。火力発電所の煙突だ。息子の誕生日に見たときは、暖かかったからか、煙は上がっていなかった。それとも休日だから発電していなかったのか。
「お迎えにきたときは、もうお兄ちゃんになってるね」
保育園に息子を送ると、副園長が息子を抱っこしながら言った。そっか。息子は今日、お兄ちゃんになるんだ。父は父のままで、母は母のままだけど、息子は今日からお兄ちゃんになるんだ。
三宮駅からポートライナーに乗り換えると、ちょうど朝ラッシュの時間だった。車窓からは雲一つ見えないほどに晴れていて、六甲山は涼やかに照らされ、海は深く青く、一隻のボートが西へ向かって進んでいた。
10時前に赤ちゃんと対面。11時半頃に、妻が手術室から運ばれてきた。