朝一で近くの警察署へ。古物商許可の申請をするも、三十分ほど待った挙句に却下される。
担当者が書類を確認し、大元(担当者はそう言っていた)に許可を求めているあいだ窓口前のベンチに座っていた。
「差し入れはもってきていませんね?日本語のみの面会になりますよ」
韓国風のおかっぱ頭をした長身の若い警察官が、抱っこ紐で赤ちゃんを抱えた母親に言う。差し入れ? 面会? 日本語?と状況がいまいち掴めなかったけれど、母親の顔を見るとアジア系の顔をした外国人だった。
警察署内の留置場に、父親が捕まっているのだろうか。何を話しているのか分からないのは困るから、日本語で。でも母国語ではない言語で、そしてきっと限られた時間で、お互いが伝えたいことを伝え切れるだろうか。
自分が海外で捕まった場合を想像する。
古物商許可の担当者に「落ち込まないでや。優秀やで」と励まされる。「みんな四、五回は来てやっと許可されるんやから。あんたはあと一回でええんやし」みんなが何度も来訪するのは案内の仕方が悪いからだろう。「いやいや落ち込んでいませんよ。また来ます」と答える。
予定もないけれど梅田へ。二人目が産まれる前に、大阪も、京都も、もっと歩かなければという切迫感がある。
梅田に着くと人の流れに沿ってぷらぷら歩いていたらラブホにするすると入っていく流れに巻き込まれながらも天満にたどり着く。
近くのラーメン屋を検索しておいしそうな魚介ベースのつけ麺屋さんへ。煉瓦造りの通りにある(レンガ通りと呼ぶらしい)日替わりしかメニューがないお店だった。ストレートの中太麺がうまかった。
淀川を見ようと北上するもすぐに疲れて南下する。天神筋六丁目で電車に乗ろうか悩む。交通費をケチりたくてやっぱり歩くことにする。
HEP5近くのコメダ珈琲で青木淳吾の「憧れの世界ーー翻案小説を書く」を読み進める。
ここに来るまでに通った「ECCアーティスト美容専門学校」が近くにあるからか、髪色が派手な女の人が多かった。(アーティストとつけるかつけないかで印象が大きく変わりそうだ。)
夜ごはん、牛カルビの焼き肉、ミニトマト、グラタン、白ごはん、みかん。